2年ほどおとなしかった喘息が、ぐずぐず言ってる・・・。

今週からガイドの研修ツアーとその前後に宮島、屋島、一の谷に行く。研修ツアーは相部屋らしく、神戸で一泊はカプセルホテル。帰りはフェリー。咳が出ると迷惑がかかるから吸入薬を出してもらう事にした。

下関に越してきたまだ1年にならないのでかかりつけ医がいないんだけど、私が平家物語の今回やろうとしている事の発端になった友人が今年に入って、私の家のすぐ近くの内科に勤め始めたので彼女に電話をしてみた。

そんな中。
「ねぇ、大宰府気にならない?」
「うん。なる。めぐみさんが大宰府気になるんだよね」
「うん、私もちょっと気になっていて。カルフォルニアに住む友人のご先祖が平家らしいのよ。で、昔大宰府を治めていた原田っていう人たちの末裔らしいの。原田の男はみんな、名前に「種」がつくんだって。」
ささっとぐぐる。

「平清盛の異母兄弟の家盛の娘で、清盛の息子の重盛の養女になって、原田種直に嫁いだみたいね。」
「誰?重盛・・・?あああああ!アニメで出てくる、清盛の長男で早く死ぬ人だよ。優しい人だよ!「しげもりぃ」だよ!そういえばさ、そのカルフォルニアの友人ひろ子さん、糸島で先祖がどうとかで数年前に糸島のお寺に行ってたんだよ。前に調べてみたんだけど、その原田家がその後糸島をおさめてお城とかあったみたい。なんか糸島、気になるね。重盛の弔いに建てたお寺らしいしさ。ねぇ、大宰府と糸島行かない?」

「いいねぇ。行こう」

という事になり、2月の初旬の週末の宿を探したんだけど、福岡はもうすでに全国旅行支援の上限に達していて安くてよさげな宿が空いてない。佐賀の唐津あたりもさがしたけど、なんか高いし、ちょっと遠い。仕方がないのでグーグルマップに出てきたゲストハウスにしようかと。そこは、目的地のお寺から2キロくらいでとても近い。1泊3000円。

ふと、高校時代の同級生が糸島にいる事を思い出し、住所を見るとそのお寺に近そうだから連絡してみた。

テキストでチャットをしていると、側にいるご主人が、ご主人の家とその原田は親戚だという。そういう文献をPDFで送ってきた。

・・・なんか、いろいろ繋がる・・・。

そうこうしていると、原田種直さんはどうして糸島に行ったんだろうとか、いろいろ気になって調べていたら、福岡の芦屋で源平の戦いがあったらしい。「葦屋浦の戦い」といい、そこの指揮を執ったのが原田種直で、息子たちはその戦で亡くなったらしい。

その「葦屋浦の戦い」というのは、1185年2月1日らしく、下関の壇ノ浦は3月24日なので、かなり終りに近い戦い。「葦屋浦の戦い」のすぐあと、2月7日が香川県高松市の屋島の戦いらしい。

という事は、今回の旅のテーマとしては、大宰府よりも芦屋の方が大事かもと思い、糸島と芦屋に行こうかと思う。

さて、私は平家物語をちゃんと読んでいません。一応買ったのですが、読んでいません。がんばって読もうと思ったのですが、とりあえず、読まないでおこうと思っています。というのも、読んでしまうと本の中の物語を追おうとしてしまう気がするの。だから、今回みたいに、あれ?と、気になる事を拾い集めて、繋げてみて、あとからもしくは並行して史実を調べるという形で行こうと思う。

前回の「みらいへ 北九州の戦前戦後」はまさにそうやって作った冊子だったんです。

私の人生はいつもそんな感じ。流れるままに。縁をつなぎ合わせて、意味を探すというか。途中で流れが止まる事もある。そしたらそこまで。

この流れがどこに繋がるか、私にもわからないのです。

まだ、糸島や芦屋の写真がないので、先日届いた名刺の写真ね(^_-)-☆