【MURKAMI|村上龍】

龍さんにもキューピーダニーを持たせたい。
(画像出典)

1952年2月19日、長崎県佐世保市生れ。本名は「村上龍之介」。

日本ではともて有名な作家で、「限りなく透明に近いブルー」は1976年に第19回群像新人文学賞を受け、同じ年に第75回芥川龍之介賞(通称「芥川賞」)を受賞します。「芥川賞」は「直木賞」と並び、日本で最も栄誉ある文学賞です。2000年〜2018年まで芥川賞選考委員を務めました。「限りなく透明に近いブルー」は累計で400万部近く発行されている超ベストセラーです。

ホセ・ルイス・コルテスがキューバでとても大切な音楽家のように、村上龍は敗戦(1945年)後世代、1970年代の青春像と葛藤を文学にした、日本のとても大切な作家です。

英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ロシア語、トルコ語、ドイツ語などの言語でも出版されています。海外で出版されている作品はエロ・グロ・バイオレンスな作品が多いです。でも、エロ・グロ・バイオレンス、セックス・ドラッグ・殺人、風俗・売春・SMクラブ・・・・、だけど、その奥には優しさや、繊細さ、人としての真摯さ、社会への強いメッセージがあります。( 海外での翻訳本リスト

第二次大戦が終わり、アメリカによる占領統治と朝鮮戦争のさなかの1952年、アメリカ海軍基地のある長崎県佐世保市で生まれ、敗戦国民(日本人)と戦勝国民(アメリカ人)の関係性を間近に見て育ちました。

1991年からキューバに行くようになり、キューバ音楽と出会い、NGラバンダのホセ・ルイス・コルテスと出会い、「キューバとキューバ音楽」のフェイズに入って行きます。約4年をかけて映画「KYOKO」を制作し、その後に小説「KYOKO」を書きました。

小説としては「小品」ですが、大げさに言うと、わたしの人生を変えた作品です。(2014年、SNSの投稿)

「KYOKO」が終わると、フェイズが「キューバ」から「日本」へ移ります。2006年から経済トーク番組「カンブリア宮殿」のメインホストを務めています。(2024年で17年間)。

1993年から2013年迄の20年間、キューバからミュージシャンを招聘し毎年コンサートイベントを開催しました。

映画、F1、音楽、キューバ、サッカー、経済と、興味を持ったら子供のように突き進みます。そういった経験のすべてが糧となり、独自の世界観の作品を生み続け、日本にメッセージを発信し続けています。