2024年1月、この本を手にしました。

2016年7月4日発行ですが、完成まで約8年かかったとありました。

第二次世界大戦時のアメリカの日系人収容所に関する映画を見たのがきっかけになったそうで、この本は日本語と英語で書かれています。

坂本龍一さん監修の日本の童謡と唱歌のCDが付属しています。二人は親友で、ニューヨークで坂本龍一さんと会い、カンクンを経由してキューバに行っていたと、エッセイによく書いてありました。キューバの音楽の事も相談していたようです。

村上龍さんのアメリカとキューバの物語の後にこのCDが出来た事、また完成までの間に坂本龍一さんは癌を患った事を想うととても感慨深く、静かで、温かく、美しいものでした。坂本龍一さんが大切な「友」を想う気持ちが音になって伝わってくるようでした。

今は絶版ですが、特設サイトには、この本を作った主旨や音楽の視聴が出来ます。訪れてみてください。

→「日本の伝統行事  Japanese Traditional Events」の特設サイト

「キューバと村上龍」が一段落したら、「日本の伝統行事」のことをやりたいと思っています。