高松からフェリーで4時間。
神戸の三宮に夜9時半ごろに着きました。寝るだけなので、その夜は温泉のあるカプセルホテルに。

翌朝は、ローソンでカフェラテとサンドイッチを食べて・・・。りさちゃんの家に。りさちゃんは、日本からキューバに会いに来てくれた唯一の友達で、幼少期は父親の仕事でブラジルに住んでいて、大学時代はロシアに留学をしていて、今はヨガのインストラクターをしていて、インド哲学が好きな人。東京生まれ、東京育ちの彼女は3年前に突然、何の所縁もない神戸に「住んでみたかった」と言って、中古マンションを買って引越しました。

コーヒーを自家焙煎している私の事を「面倒くさい人」と言いながら、ある時期から自家焙煎を始め、今回訪問してみると、コーヒーがかなり美味しかったです。

平家物語の事を話す私を、またしても、「面倒くさい人」的に適当にあしらっていたのですが、ある日、「セーナさん!マンションの真ん前の神社が平家ゆかりの神社なんです!」と、報告してきました。

その後、「セーナさん!気に入って通っている温泉が平清盛ゆかりの温泉なんです!」と。

「セーナさん、明日はどこ行きたいです?おすすめは、移住ミュージアムです。「「ハルとナツ」ですよ、トラホームですよ」。あと、清盛の温泉は行きますよね」

「そうそう、屋島でブラジルの日系人の話が出たんだよね。移住ミュージアム行っとくか。」

その日の午前、りさちゃんはヨガのクラスがあるので、須磨には一人で生き、午後に移住ミュージアムに行くことにしました。


JRで須磨駅へ。

駅を出ると、砂浜のビーチ。

「おおお、高校生のころに学校で習った敦盛の最期。ああああ、ここか。なんか感動」という感じだったのですが、寒気がしたの。で、ふと、敦盛と仲がよくて笛吹く男の子・・・。入水した子。誰だったっけ?と。

平清盛→の息子「重盛」→の三男「清経」。

アニメの相関図を拝借。

敦盛の首をお祀りしているという須磨寺に向かう道中、清経くんのことが頭から離れず。ネットで調べながら歩く。

福岡の大宰府を追われ、箱崎という津(福岡)に向かい、その途中芦屋を通ったらしい。その先の柳ヶ浦(豊前の国)という所で入水したらしい。それは、大分県の宇佐ともいわれている。豊前は私が育った門司まで含むらしい。地理的に、大宰府、箱崎、芦屋と通って、大分まで行く?柳の御所を置いた、内裏。門司の大里。

 

須磨寺の敦盛の首塚、熊谷直実と敦盛の像、青葉の笛・・・。思ったほど感動もなく。

敦盛の首塚

さて、「平家物語巡り」の御朱印は須磨寺ですべてそろう。

須磨寺について御朱印を頂くとき、御朱印扇の事を僧侶の方とお話ししていたら、その方が「これですよ」と扇子を見せてくれました。

「え?この自分で集めた御朱印が扇子になるんじゃないんですか?」

「六万寺さんから、こうやって出来ているものをお送りするんです」

「ええええええ!なんか、要らないです・・・・」

せっかく頑張って、こんなに・・・回って来たのにぃ。。。でも、これで、6千円(二つ分)浮いたし、何よりこの「平家物語巡り」があったから、こうやって旅ができた。旅の途中でいろんなことを考えたり、知ったり、出会いがあったり。そう思うと、これはこれですごくよかったと思いました。

思ったほど感動しなかった須磨寺。駅までの道をネットで調べていると、一ノ谷の古戦場の碑がありました。その先に「敦盛塚」といって敦盛の胴体をお祀りしているところがあると知り、行ってみる事にした。結構歩いた。疲れた。

敦盛塚

敦盛塚の横には「敦盛そば」というそばを食べさせてくれるお蕎麦屋さん。

取って付けたようにやっているのかと思ったら、どうも、江戸時代位からあるみたい。敦盛はとても有名で人気があるんだね・・・。清経くんは?

その晩、全国旅行支援の地域クーポンでりさちゃんに夕飯をご馳走しようと思ったけど、クーポンが使える店が見つからず、ホテルの近くにあったクーポンが使える定食屋で食事。

翌日は、りさちゃんの誕生日なのでホテルの朝食でお祝いするので、7時にホテル集合。

 

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