朝食後、りさちゃんの家に。
「ねぇ、清経って知ってる?重盛の三男でなんかアニメでちょっとボーイズラブっぽく敦盛と仲がいい子」
「セーナさん腐女子ですかw」
「あの子、笛吹いて入水すんだよ。それがどこか気になってね」とアニメの画像を見せると、
「あぁ、ぶーちゃんですね」
「?(・・?なんでブーちゃん?」
「鼻が上向いてるからですよ」
「へー、そうそうそのぶーちゃん。」
といいながら、アニメの平家物語でぶーちゃんの入水シーンを探して、アニメに見入る。
お昼前に徒歩で湊川に向かう。結構歩くし、神戸、坂多いね。
昭和な感じの商店街の手前に。清盛入道。
商店街を抜け、もっと上に行くと、なにやら、昭和な感じの温泉が。
温泉入って、ものの15~20分で、わたし出ちゃったの。
「何かありました?失礼な人とかいましたか?」
「なんかすごくあったまってね、湯あたりとししたらやばいじゃん。だから早めに出たんだよ」
「よかった。安心しました」
帰り道には若い清盛が。
今回神戸に行って気づいたのは、平清盛が都を作ろうとした福原というのは神戸で、ここから宋と貿易をしようとしていた、すごく先見の明があった人だったのだと。ほんとに、無知で行くと、納得したことだけが、すっと入って来ていいですね(無知を正当化)。
その日の夕飯も、前日行ったなんでもない定食屋。
「付け合わせのしば漬け食べ放題、いいよね」
「しば漬けつくの珍しいね」
「そういえばさ、しば漬けも平家ゆかりだね。京都の大原で建礼門院が作ったんだよ」
「しば漬け美味いよね」
――――
翌日は、ニューヨークに住んでいた頃(30年前)のバイト先のお客様に神戸牛ランチをご馳走になる。
帰路は、神戸から門司へはフェリーで。
今夜からかなり冷え込むらしい。風も強くなってきた。
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