5月21日。無事に純太郎さんのトリビュートライブを終えました。
純太郎さんというのは、北九州でお世話になった歌い手のおじさんです。
ライブが終わって、純太郎さんが歌っていたお店で働いていた優子ちゃんが、「純太郎さんが歌っていた歌を聴いていると、いろんな思い出が巡って来た。ありがとう」と。
年末の12月29日に亡くなった純太郎さん。
年の瀬というのと、コロナの事もあり、親族だけで純太郎さんを送ったそうです。そういうのもあってか、純太郎さんが亡くなった事を、整理がつかなかった、受け入れられなかったという人もいました。純太郎さんと長い付き合いのある優子ちゃんのお母さんもその一人でした。
その日の同じ時間に別のライブがあったNeoFantasticの五十嵐さんが約束通り、Stand By Meを歌いに来てくれました。
北九州で純太郎さんと鮎川さん&シーナさんは、私に線を引かず心で受け止めてくれたミュージシャンでした。鮎川さんに会わせてくれたのも純太郎さん。だから、純太郎さんに音楽で、歌で、感謝を伝えたかった。
伝えたかった。
誰のためでもなく、私がそうしたかった。
トリビュートライブ、追悼ライブ、そういったものは、残された者たちの為にあるのかもとも思いました。
翌朝、純太郎さんの奥さんから連絡があり、ありがとう、と。
午後には、純太郎さんの弟のピアノのデイブちゃんと友達が、突然下関の私の家に来たの。
きっと、みんな、嬉しかったんだろうって思った。解った。
よかった。って思った。
2008年。ニューヨークの老人ホーム。
日本から飛んできた私に、みんな驚いた。
レナードガスキンに伝えたいことがあったから、8年ぶりにマイクを持って人前に立った。歌った。
レナードガスキンはその10か月後に亡くなった。
私は何も後悔無かった。だって、伝えたいことをちゃんと伝えられたから。
言葉では、行動だけでは伝えられない事があるから、純太郎さんに伝えたいことがあったから。
「ありがとう。」
Tribute。
純太郎んのトリビュートライブライブ。
伝えたいことがあるから。
整理をつけたいから。
もう一度、その人を感じたいから。
そして、天国に送る。
さよなら、じゅんじぃ
1st Set
- All The Way Shoko
- Georgia On My Mind Dave
- Over the Rainbow Shoko
- Fly Me to the Moon Shoko
- It’s Only a Paper Moon Shoko&Dave
- Autumn Leaves Shoko
- Mona Lisa・Too Young Dave
- Misty Shoko
- Moon River Shoko
- The Days of Wine And Roses Dave
- A Girl From Ipanema Shoko
2nd Set
- Just The Way You Are Shoko
- Blue Suede Shoes Dave
- Dock of The Bay Shoko
- We’re All Alone Shoko
- Let it Be Me Shoko
- A Whiter Shade of Pale Dave
- All my Loving Shoko
- All Of Me Shoko
- Stand By Me 五十嵐
- Tears in Heaven Shoko
- On My Own Ways
白黒の写真は、FUの木寺さんが撮ってくれました。