Mi hermano Luisito,(私の兄弟、ルイシート)、
私が住む山口県には春が来ました。
なかなか前に進めなくてごめんなさい。
これをする意味を何度も考えたりしてた。
ホセ・ルイス・コルテスと村上龍の事は、ソ連が崩壊した頃のとても大変だった時代のキューバ音楽の1ページかもしれない。私がこれをしなかったら誰がやるの?
あなたが初期の村上とホセ・ルイスのプロダクションのレコーディングエンジニアRamón Alom Suarezと親しいということを知ったとき、世界、地球はなんて小さいんだろうって思ったわ。それとも、見えない何かが導いてくれてるのかしら?
キューバであなた達とレコーディングをしたとき、外国人がキューバの音楽を録音・制作するには、その国の音楽的知識をしっかり理解した人がとても大切なんだと実感した。だから、Ramón はとても重要な役割をした人だと思うわ。ラモンに聞きたいことがいっぱいあるの。
ソ連が崩壊してからの1990年代は、キューバはとても大変な時代だったって聞いてる。その時代にはCDを作ることもままならなかったって、何かで読んだわ。反対にあの頃の日本は、経済的に豊かな時代だった。
音楽は困難な時代ほど光を放つものだと思う。私にとって音楽はいつも「希望」だったわ。
ラモンはあの時代のキューバ音楽の事、キューバの現実を生きた人だと思う。ラモンにインタビューしたいとあなたに言ったけど、私のスペイン語能力ではとても難しい。今こうやって書いているあなたへのEmailも私は日本語で書いてそれを英語にして、Google翻訳を使ってスペイン語に変えてる。
だから、あなたにお願いがあるの。
このサイトを見て、村上龍がこんなにキューバ音楽に携わっていたって知って、あなたも驚いていたよね。
このサイトをラモンにも見せてもらえるかしら。多分ラモンにとっても知らなかった情報があると思うわ。多くはムラカミの日本の書籍からの情報だからキューバの人は知らない事が多いと思う。サイトの中の情報を共有した上で、あなたがRamónにインタビューをするってどうかしら。ラモンへのインタビューは数回のシリーズになると思うわ。
まずは、ラモンのインタビューから始めましょう。
あなたがスペイン語で書いてくれれば、私はそれを英語と日本語に訳してサイトに載せる。あなたとのやりとりもこうやってサイトに載せていくつもり。それは「物語」だから。音楽がなぜ素晴らしいのか、それは人が作るもので、人と人の物語があるからだと思う。
あなたの意見を聞かせて。
エルマーノ、いつもあなたに感謝しています。大きなハグを送ります。
コヒマルの私の家族、みんなにもキスとハグを送ります。
ラモンにもよろしくお伝えください。
Shoko
Hermana,
(エルマーナはシスター、姉妹)
完璧だよ!ラモンの件賛成だよ。ラモンにインタビューをするよ。もちろん、日本とキューバにおける音楽の結びつきを知らせる事には価値がある。信じられない世界だよ!
Un abrazo hermana
(ハグを送るよ、エルマーナ)