Son al Son|歌の中の歌
ハビエル・オルモ
1998
(プロモーションのみで未発売)
1. Esperanza
2. Le Due a Una Rosa
3. La Gloria Eres Tu
4. Muy Junto Al Corazon
5. Siento Renacer
6. Tu No Sabes De Amor
7. Aprende Muchacho
8. Son Al Son
映画KYOKOでシボネイを歌う歌手を探していた時にスタジオに来たハビエル。オルケスタ・アラゴンのサイド・ボーカルだったホセ・“ペペ”・オルモの息子で、国立合唱隊の一員だったそうです。その時のエピソードはKYOKOのアルバムライナーノーツをご覧ください。
力強い歌い方が多いキューバ人の歌手たち。でも、彼の声と歌は、ただ自然で、透明で、風や水が流れるようで、風や水に流れて行って消えてしまいそうな、全く押しつけの無い何度でも聴きたくなる歌声でした。
このアルバムは出版社「集英社」とあって、一般には販売されてない、非常にレアなCDのようです。
画像検索でYouTubeでこの動画を見つけました。
連絡をしてみると、コロンビアのカリに住むコレクターでDJをやっている人でした。ここで使っている画像は彼が送ってくれたものです。
龍さんはハビエル・オルモのソロアルバム「或る恋の物語」を録音しました。何度か検索しましたが、見つからず入手できませんでした。ある日、「どうせ見つかりっこない」という気持ちで検索をしたら、ヤフーオークションで見つけました。不思議でした。
彼は、Jabielではなく、Javierだと知りました。それから約一週間後。Javier Olmoを検索したら、「或る恋の物語」が出てきました。
コメントに、「私のきょうだい!」「私のいとこ!私が生まれた時に私を腕に抱いてくれました」というコメントを見つけました。「或る恋の物語」の解説にハビエルの父親は世界中に25人の子供がいると書いていたので、きょうだいや従妹という事はあり得ると思いました。
このアカウントにある他の動画を見た時、コメント欄にハビエルが亡くなったという従妹の書き込みがありました。7年前の2017年ごろに書き込まれたものでした。その翌日、コロンビアのコレクターと繋がりこの未発売のCDの写真を送ってもらいました。
その日いちにち、私は不思議な気持ちでした。