みらいへ 北九州の戦中戦後/2013(冊子)

小倉メモリアルクロス(朝鮮戦争)

太平洋戦争・連合軍捕虜(POW)

ダグラス・マッカーサー

 


1999年のプロジェクトで、元海兵隊でPOW(戦争捕虜)として日本の炭鉱で働いていたドナルドヴァーソーさんと出会いました。彼はフィリピンから私の故郷の門司へ運ばれてきました。

彼との出会いが、北九州・関門地域のアメリカが関わった戦争の歴史を知るきっかけになります。

2013年には、小倉にある朝鮮戦争のメモリアル、メモリアルクロスのことを調べる中で、当時、人気俳優ダニーケイと韓国に慰問に行った歌手のモニカルイスさんと出会いました。出会った頃、90歳を超えていた彼女は「忘れられた戦争」と言われる朝鮮戦争の退役軍人のためのコミュニティで投稿をしてました。

ハリウッドにて

また、メモリアルクロスはマッカーサー元帥のHonor Guardだったデイヴィッド・ヴェレー氏と出会い、彼の紹介でヴァージニア州ノーフォーク市にあるマッカーサーのミュージアムを訪ねました。

サンディエゴにて

2012年、2013年には在福岡アメリカ領事館主催のアメリカ独立記念日では日本と米国の国家を独唱させていただく機会を頂けました。

 

日本、アメリカ、イギリス、オランダ・・・戦争を経験した方々が心に刻んだ様々な感情に私はどうしていいかわからなくなり、戦争というテーマと、また彼らから離れていきました。アメリカに盾をついたキューバという国に惹かれ、数年間をキューバで過ごしました。

その間に、モニカさんも、ドナルドさんもお亡くなりになりました。

2018年にキューバから帰国し、2020年に故郷の関門地域に戻ってきました。

北九州・関門地域には連合軍、国連軍側だった、特にアメリカの人たちに伝えたい歴史があります。

だから、関門地域の英語ガイドになろうと決めました。

2025年11月
Shoko “Seina” Shiraishi


1999年の音楽のプロジェクトで頂いたアメリカの老人ホームからの手紙です。ぜひ読んでください。