音源を取りにスタジオに行った筈が・・・【キューバ便り】

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音源を取りにスタジオに行った筈が・・・【キューバ便り】

CHOCOLATE
キューバの日々 クラウドファンディング レコーディング 音楽


キューバに着き、空港からスタジオを持っているルイシートに電話を入れると、



「ショーコ、うちに泊まるだろ?ヘセニアと待ってるよ!」



「いやいや、外国人はキューバ人の家に泊まれないんだよ。民宿(政府認定)取ったから明日スタジオに行くよ」



翌日の朝、10時にスタジオに。



スタジオはコヒマルという「老人と海」の舞台になった町で、ハバナ旧市街からはバスに乗って、海底トンネルを抜ける。



ルイシートの自宅兼スタジオ。



「よく来たね!!!!」





いや、ルイシートが中身間違ったんじゃん。



でも、キューバ人にしては、責任感もあって、比較的約束を守るルイシートが間違ったという事は、キューバまで来なくちゃいけない理由があるんだろうなと。



ミックスダウンが終わったクアルト・デ・トゥラを聞く。



シエラマエストラというキューバの超有名バンドで歌っているルイシートと結構有名だった奥さんヘシアナ。



さすがに上手い。



でも、上手いイイキューバ音楽。



「ショーコの声が欲しいんだ。ハポネソンはショーコの声が入って新しいキューバ音楽のサボール(味)になって新しいジャンルが生れるんだ」



翌日、コーラスを入れる事になった。



色んな事が、全く思ってもみなかった事に動く。

いい意味でも、どうかな、って思う意味ででも。



その全てが、計画されない道の中。



この年になって(もうすぐ48歳)、

再び、自分すら思いもしなかった「思いつき」の様な流れでキューバ人達とレコーディングをし、アルバムを作ろうとし、新しいプロジェクトが始まるなんて、私自身が思いもしなかった。



「ショーコ、ここを聞いてくれよ!」



「ハポネソン♪ハポネソン♪、なんとかかんとか~、コラソン♪」



ルイシンおじさんが言う。
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「ショーコ、ブエナビスタソシアルクラブも、一人の想いと呼びかけで始まった。このプロジェクトもそうだよ」



ルイシートは日本人の友達に渡すデータをわざとに間違ったわけじゃない。



正直、お金はあまりない。

でも、自分で動くしかないと思った。



交通費と滞在費、準備に使った金額の約20万円が高いか安いか。



私にわかっている事は、



「お金は差し替えが出来る。でも、思い出や経験や友情は差し替える事が出来ない」



という事。



「ショーコ、(観光客を相手に演奏している)オビスポ通りミュージシャン達が中心でこんな音が出来るなんて。ショーコにしかできないよ」



「自分にも他人にも完璧な演奏を求める人は多いと思う。でも、完璧な音が欲しいなら、人間なんていらない。お金で出来る音とそうじゃない音があると思う。彼らの優しさや陽気さ、そういった【気持ち】が音にいっぱい出てると思うの」



エル・クアルト・デ・トゥラ



とっても素敵に仕上がってきた。

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